狩猟

※閲覧注意※シカの解体を体験しました

2月末の話ですが、「シカを解体する機会」に恵まれました。人生初体験です!猟をやるからには遠からず経験するものですが、正直、今猟期は難しいかな?と思っていました。

突然のお誘い

きっかけはほんの小さな「つながり」でした。
猟銃の所持許可証を受け取り、いざ銃を購入しようと銃砲店に行く準備をしている時に電話が鳴りました。電話の相手は私がこの愛媛県に引っ越してくる前からお世話になっている方。色々イベントを企画する方なので、イベントのお誘いかな?と思い電話に出ると「知り合いの罠にシカがかかり、これから解体するけど良かったらどうですかどうですか?」と。
私が狩猟に興味があるという情報が届いていたようです。(恐るべき情報収集能力の高さ!笑)

その方が狩猟(罠)をやっていることは全く知らなかったので、びっくりしましたが、思いがけずうれしいお誘いに「二つ返事」で参加表明。あいにく所用で途中からの参加となったため、解体場に着いたときには「前段の工程」は終わっていて、紐で吊るしたシカの皮を剝がしている最中でした。

いざ、解体

簡単に手順を説明してもらい、カッターナイフ片手に解体に取り掛かりました。
「えっ!カッターナイフ?」と思った方もいるかもしれません。私自身もそう思いました。イメージでは小さなナイフのようなもので解体していくのかな?と思っていました。確かにナイフの方が目的にあっているのかもしれませんが、やはりメンテナンスが必要で、刃が骨に当たって痛むことも多いようです。
その点、カッターナイフであれば、コスパが良く(100均で売っている)、切れ味抜群!
切れなくなれば、刃を交換すれば良くメンテナンス不要。
結局、ほとんどの行程をカッターで行うことができました。最初は頼りなく感じましたが、結果的には充分目的を果たしていました。

解体手順

考え方や手順、効率など様々あるかと思いますが、おおまかな流れは以下のようなものでした。(有識者がいれば、その方の指示に従えば間違えないと思います)
 〇足首の関節を切り離す
 〇皮を剥がす(首元~後足の付け根くらいまで剥がし、後は力強く引き剥がしていました)
 〇前後の足の付け根(人間でいうところの肩と股関節でしょうか?)を切り離す
 〇体と4本の足、それぞれで肉と骨を切り分けていく
数人で同時並行的に解体を進めていたので、あっという間に2体のシカが肉と骨に
切り分けられ、肉の山が出来上がりました。
その後、参加者で肉を分け合って、本日の解体終了。となりました。初参加ということもあって、特別に「心臓」と「あばら」を頂きました。
※写真は「心臓」と「背ロース?」

途中参加だったため、血抜き、内臓の取り出しなど大変な場面は体験していませんが、
目の前の動物(シカ)が「肉と骨」に分けられていくことで「命を頂くこと」の尊さを学びました。(月並みな言葉ですが、、、)
また、当たり前のようにスーパーに並んでいる「肉や魚」も獲り、捌き、精肉し、運ぶ。
多くの人の手を経て、人間の口に入る。。。色々な事を考えさせられる体験となりました。

本当に貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。そして、いただいたお肉(命)は大切にいただきます!