狩猟

イノシシの止めさし その2 ※※ 閲覧注意 ※※

こんばんは。山クジラ(@yama_kujira)です。
ブログをサボっている間にすっかり秋の気配を感じるようになりましたね。
皆さま、お変わりありませんか?

近況報告といきたいところですが、特段何かあったということもなく、強いてあげるとすれば先輩の猟師さんと一緒に新たな場所に罠を仕掛けるようになりました。

夏の牡鹿が掛かったよ!

そこは結構ケモノが多い場所で先日も大きな雄のシカが罠に掛かりました。普段は額を棒で叩いて気絶させてから捕まえるのですが、立派な角で反撃されないかとビクビクしつつ、三人がかりでやっと捕まえることができました。

猟を始めた頃より夏の牡鹿は美味しいと聞いていましたが、皮を剥いでビックリ!シカとは思えないほど分厚い脂肪がついていました。(肉の写真を撮り忘れました。。ごめんなさい)
焼肉にしていただきましたが、その美味さに感動!こんなおいしいお肉(シカ)が食べられるなんて猟師冥利に尽きる。といったところでしょうか。(笑)

イノシシが掛かったかも?

さてさて、本題はこちら。イノシシです。
罠の見回りをお願いしている先輩から「イノシシが掛かっているかも?」と電話があり、すぐに準備をして合流。現場に向かいます。
まずは遠くから様子を伺うと、、、

(写真中央に)いました。イノシシが!
罠を掛けた時は緑の草に覆われていたのですが、一面掘り起こされ、土がむき出しになっています。

いざ、止めさし

気付かれないように、ゆっくりと、そして静かに、ワイヤーの長さを確認しながら近づいていきます。5m位まで近づいたところ、こちらに気付いたようで威嚇するかのように突進してきます。
銃を構え、狙いを定めます。何度目かの突進。こちら側に頭が向いた瞬間、合わせるように引き金を引きます。
「バーーン」と大きな音と共に体に衝撃が伝わります。
「ドサッ」とイノシシがその場に崩れ落ち、動かなくなりました。

イノシシは死んだふりをして油断させることがあると聞いていたので、用心深く様子を伺いながら近づきます。

私の撃った弾はちょうどイノシシの額に命中したようで、ほぼ即死。(スゴイ威力。。。)

有害駆除で時々、シカに向けて引き金を引きますが、全く当たらず。。本当に弾入っているの?と疑っていましたが、ちゃんと入っていました(当然ですが。笑)

近くからとは言え、ほぼ狙いどおりの場所に命中したことはとても自信になりました。また、一つ猟師として成長できた。と思えるそんな体験になりました。