狩猟

初イノシシの止めさし ※※ 閲覧注意 ※※

こんにちは。山クジラです。いつもご覧いただきありがとうございます。

今回は「イノシシ」の止めさし、少々残酷な写真が添付されていますので、苦手な方はそっとページを閉じていただいて大丈夫です。

と、今回は「初めての止めさし(イノシシ編)」をお届けします。
狩猟を始めて約一年、有害駆除や本猟で山に入っていましたが、狙う獲物はいつも「シカ」だったため、生きているイノシシに出会ったこと自体が初めてでした。

イノシシが掛かったよ!!

ある日、先輩の元に「箱罠にイノシシが掛かったので止めさしをお願いしたい」と一本の電話が入りました。
たまたま先輩と一緒にいた私は、すぐに先輩と一緒にわなの確認に行きます。わなの近くまで行くと「ガシャーン、ガシャーン」と不規則な金属音が響いています。
更に箱罠が見える位置まで移動すると、、、
箱罠の中に大きくて黒い雄のイノシシがいました。その大きさ、箱罠から逃げようと必死の抵抗を試みるイノシシ。
(先輩の手前、写真を撮ることができず生きている時の写真がありません)
頑丈な箱罠で動きがかなり制限されていたから良いものの、これがくくり罠だったらと考えると怖さを感じずにはいられません。

いざ、止めさし

人の気配を感じ、さらに興奮するイノシシは激しく箱罠に突撃します。
そのたびに「ガシャーン」と大きな金属音が響きます。

周りの安全を確認したのち、手早く3発の弾を装填します。
(私はレミントンの自動銃を使用しており、一度に3発装填できます)

先輩から「頭を狙えよ、他の所に当てたら肉がダメになる」とプレッシャーの掛かるひと言。(汗)
動き回るイノシシ、狙いを定めこっちを向いたタイミングで引き金を引きます。
「ダーン」という音と共に「プギー」と鋭い鳴き声、鼻のあたりから出血が見られます。

痛みで更に興奮するイノシシ。先輩から「ここ(コメカミ)を狙え」との指示、横向きになるタイミングを見計らい2度目の引き金を引きます。
2度目の衝撃にイノシシの動きが止まり、しばらく待つと立っていられなくなったイノシシは横向きに倒れ動かなくなりました。イノシシは時々死んだふりをするらしいので、私は銃を構えたまま待機し、先輩が生死を確認します。
絶命していることを確認後、箱罠から運び出しました。

これが何とも重く、「初めてイノシシを撃った!」という興奮状態の私でしたがいきなり現実に引き戻されました。(笑)
何とか軽トラまで運びひと段落。

記念撮影

ではなく、有害駆除用の証拠写真を撮って終了となりました。

今日も最後までお付き合いありがとうございました。