試験

続:狩猟免許試験(わな)を終えて

こんにちは。山クジラです。
前回、「狩猟免許試験(わな)」の報告をさせていただきましたが、その続編になります。

私が受験した際の内容ですが、市区町村によって試験内容や実施方法が異なると思いますので、参考程度に読んでいただければ幸いです。

まず、今回の次第がこちら。

≪試験次第≫
一、知識試験
二、適性試験
 (一)運動能力検査
 (二)聴力検査
 (三)視力検査
三、技能試験
 (一)鳥獣判別
==昼食==
 (二)猟具の判別(網、わな)
 (三)猟具の取扱
 (四)距離の目測(銃猟)
四、合格発表

受験者内訳

第一種:4名
第二種:2名
わな :14名
※知識試験の一部免除:8名

一、知識試験

私は他狩猟免許(第一種銃猟)取得済みのため、一部試験が免除され、猟具に関する問題が10問出題されました。試験開始から30分で退出可となるので、受験番号、氏名、解答を何度も見直ししたうえで退出しました。問題の難易度に対して試験時間が長いのか、試験の一部免除がない方々も次々と退出してきました。結局45分程で全員が終了し、以降の試験が前倒しで進むこととなりました。
知識試験の採点→合格発表が行われ、今回、「わな」の受験者2名が不合格となりました。
(去年、私が第一種銃猟を受験した時は全員合格だったと記憶しています)

二、適性試験

運動能力検査では試験官の動きに合わせて、肩や指を動かしたり、屈伸運動を行いました。その後、一人ずつ聴力、視力の検査していきます。余程のことが無い限りここで不合格になることは無いかと思います。

三、技能試験

いよいよ実技試験、まずは鳥獣判別です。

(一)鳥獣判別

(わな→第一種→第二種の順番に試験が行われました)
出題数は16問。会場前方のスクリーンに鳥獣(絵)が映し出され、「狩猟鳥獣 or 非狩猟鳥獣」を解答していきます。狩猟鳥獣の場合は「鳥獣名」を、非狩猟鳥獣の場合は「×」を解答します。
鳥獣(絵)が表示される時間は「5秒」解答時間は「10秒」です。落ち着いて解答すれば大丈夫だと思いますが、解答に迷った場合は飛ばして、次の問題に集中した方が良いと思います。
1問間違えた場合、2点の減点で済みますが、迷った問題に引っ張られると大幅減点につながる可能性もありますので、、、
ちなみに鳥獣名は正式名称で解答する必要があります。例えば「シカ」の場合、「ニホンジカ→正答」、「シカ→誤答(減点)」となるのでご注意ください。

(二)猟具の判別

ここからは一人ずつ別室に呼ばれ試験が行われます。
別室のテーブル上に6種類の猟具が置かれており、それぞれに番号札が付いていました。その6種類の猟具について「法定猟具 or 禁止猟具」を判別していきます。法定猟具の場合は「」、禁止猟具の場合は「×」を解答用紙に解答します。
持ち時間は2分間です。
なお、6種類の猟具は法定猟具(3種類)、禁止猟具(3種類)に分類されるため、もし解答に迷った場合は他の解答と照らし合わせて解答できるかも知れません。

(三)猟具の取扱

いよいよ最後の試験、「猟具の架設」です。
先程判別した法定猟具(3種類)の中から一つを選んで架設します。持ち時間は5分間です。
私は迷わず「はこわな」を選択。事前講習会で架設の練習をしたものより突起(名称があるんでしょうけど、すみません、、)への引っ掛かりが不安定で少々手間取りましたが、制限時間内に無事、架設を終えることができました。

四、合格発表

全員の試験が終わり、合格発表。
知識試験を突破した18名全員が「合格」、新たに18名の猟師さんが誕生しました!!

狩猟に興味がある、狩猟免許を目指しているなどなど、少しでも何かの参考になれば幸いです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
まだまだ暑い日が続きますのでどうぞご自愛くださいませ。